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おもしろく こともなき世を おもしろく

木枯らし一号って何なのさ?

「寒くなったね。」

「寒くなった、寒くなった」

「風も吹いていたよね」

「うちはふいていなかったけど、木枯らし一号だってね」

「あ、それ、昨日の夜ニュース番組でも言ってたような気がする」

「木枯らしが一号なんだよ」

「何なんだろうね?その木枯らし一号って。確かに、木枯らしという言葉は昔からあったし、一号も昔からあったけど、この二つを足した木枯らし一号ってあったっけ?」

「春一番なら昔から言ってたね」

「そう、春一番は言ってたので、それなら木枯らし一番とか冬一番とかなら分かるんだけどね」

「言われてみたらそうだね。木枯らし一号ってなんなんだろうね」

「多分、その冬で一番始めに吹く北風とかなんだろうけど」


ということで調べてみました。
 

木枯らし(こがらし)とは日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象である。凩とも表記する。
気象庁では10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になったとき、北よりの風速8メートル以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と認定する。そして毎秋最初の木枯らしを木枯らし一号(こがらしいちごう)として発表する。
「木枯らし二号」や「木枯らし三号」もあり得るが、発表は行われない。なお「木枯らし一号」は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)でしか発表されない。

Wikipediaより。

東京と大阪でしか発表されないのですね。

そして、二号とか三号とかは発表されないのです。

ここまで書いて急に思い出しましたが、この木枯らし一号、二号という表現は、台風一号、台風二号と同じなのですね。とすると、あんまり素敵なネーミングではなくとても事務的なのでした。だから、春一番という言葉が醸しだす得も言えぬ情緒がないのですね、この言葉には。