主人公、山本八重は、小さい頃からの夢を叶えます。
幕末の時代は、日本の歴史としては、戦国時代と匹敵するぐらいの革命的な時代ですから、面白いし、背景もよく知っています。
その中で、おかしいと思ったことは、誰が何と言っても、命をかけても、それを実行していこうとします。
そのため、多くの尊い命がなくなりますが、その上に成り立つ様のして、時代は大きく変わっていきます。
吉田松陰が黒船に乗ろうとして、近づいていくのがちょうど今回の裏にある時です。
今も時代の言葉で言うと、法律違反でしかないのですが、そんなことを考えて、じっとしていたら、何も変わらなかったのであり、それを超えることをやったとしても、後の時代からは評価されてしまうという、難しい時でもあります。
江戸幕府が硬直し、時代に乗り遅れていったのが、この幕末であり、結果的に薩長に滅ぼされていきます。
ただ、そんなことを思うのは、今だから言えることで、今までの考えとかやり方とかが絶対に正しいと思っている人のほうが大多数であったと思います。
人と違ったことをやるのは、勇気がいるし、それを許すのは、もっと勇気がいることかと思います。
山本八重の夢は、鉄砲でした。
それをやりたいために、勉強もします。勉強といっても、あからさまにはできないし、教材も手に入るわけではありません。その上、父親が反対しています。
女が鉄砲なんてやるもんじゃねえと。
山本家は、会津若松藩では、鉄砲御見つけ役みたいな役柄の家なので、ますます、鉄砲とは何たるかを教える立場にあったのかと思います。
鉄砲をやるねんて絶望的な中、江戸で勉強していた兄が帰ってきます。
帰った日、鉄砲と習い弾けた弟に弾丸の作り方を聞きます。
答えられない弟に変わり、答えを言う、八重。
そこから、鉄砲ができる風穴を開けていきます。
夢は持ち続けないといけないなあと思います。
「なさぬことはならぬ」会津でこれができたのは、凄いことだなあと今日の放送を見て思いました。