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著作権切れ~?俺が売ってるだから無料配布するなボケ!

著作権

著作権は著作者に対して付与される財産権の一種であり、著作者に対して、著作権の対象である著作物を排他的に利用する権利を認めるものである。例えば、小説の作者は、その小説を排他的に出版、映画化、翻訳する権利を有しており、他人が著作者の許諾なしに無断で出版、映画化、翻訳した場合には、著作権を侵害することになる。著作権は、多くの支分権から成り立っており、しばしば「権利の束」と呼ばれる。

Wikipediaより。

著作者に対する権利はその人の死後50年で権利が失効します。それを著作権切れと言っています。著作権が切れたもの(小説とか曲とか)は、みんなの共有財産になります。

と、僕は理解しています。

 

ところが、

著作権切れ書籍データのネット公開停止 出版社側からの抗議に国会図書館が折れる

http://www.j-cast.com/s/2014/01/08193708.html

  国立国会図書館が「近代デジタルライブラリー」でインターネットに無料公開していた著作権の切れた書籍が、当分の間、館内での閲覧だけに制限されることになった。

 

   ネット公開について出版社側から抗議があり、国会図書館が検討会議をした結果、「出版事業の維持に直接の影響を与える可能性を現時点では否定できない」として、当面インターネットでの提供を停止する。

出版社から「近代デジタルライブラリー」での公開停止を求められたのは、『大正新脩大蔵経』(全88巻)と『南伝大蔵経』(全70巻)の2種類で、どちらも「仏教学における基本資料」とされる仏教の経典だ。

 

2013年6月、大蔵出版の青山賢治社長を含む日本出版者協議会と、大滝則忠国会図書館長らによる面談が開かれた。出版社側の主な主張は、紙の本が現在も刊行中にもかかわらず、原本がネット公開されていることに納得いかないということだった。

 

と言う理屈で著作権が切れた書物をデジタル化して無償で公開するころができなくなるって、かなり問題じゃないかなあ。

 

著作権は、最近年数を延ばす議論が生まれたり、法の隙間をついて、年数を延ばそうとする風潮があります。

 

僕は、それには全くの反対です。

 

著作者に対して、今の年数で十分に排他的権利を受けたと思っています。

 

だから、国会図書館には断固とした姿勢を見せてほしいものです。

 

 それから、この記事読んで、初めて国会図書館は著作権が切れた書物をスキャンして公開していると知りました。

 

近代デジタルライブラリーで検索したら出てきます。

 

 これ、いいっすねえ。

スマホで見られたら、最高だわ。