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消費税増税論争。何が一番間違っていたかって、それは、8%を挟んだこと。

消費税が増税されて消費が冷え込むのは当たり前です。

何と言っても、増税前に駆け込み需要があり、消費を先食いしてしまうからです。

増税に賃金が追いつくどころか、円安で物価が上昇していますので、全く実質賃金は上がっていません。むしろ減っています。

株高傾向になっているため、それで潤う人も多くなってるでしょうが、それこそ一般市民には関係ありません。

高いものは売れるが、通常のものとか低価格帯が売れなくなっているのはそのためです。

 

消費に費やすお金が足りなくなっているわけですから、景気が良くなるわけがありません。

 

消費税10%の声は、小さくなってきています。

 

もしかして延長になるかも知れませんが、そうなって何がいいのか、僕にはよく分かりません。

ものの値段がわからなくなったのが、この8%の一番の弊害です。

昨日、用事があって近所のしまむらに行ったのですが、ここはなんと税込価格で表示していました。

なんと分かりやすいことをやっているのかと思うのと同時に、あと1年もすれば税率変わるこの時期に、値札とレジのシステムを変更するなんて、素晴らしい企業だなあと関心してしまいました。

 

980円で買ったと思いレジで支払いしたら、1058円だったというのが、今の価格体系です。

変えたいと思っても、1年半年後に、また変わると思ったら企業は投資できません。

その結果、よく分からない価格が続くことになります。

 

ものの価値はひと目で分かるようにしないといけないと言うのが僕の意見です。

 

10%までの8%。

消費税を上げるためには、詭弁とも思われることをしなくてはいけなかったのでしょうが、このやり方は、大失敗だと思います。

このまま、8%が10年ぐらい続くのなら問題ないのですが。

そんなことは、社会保険料を継続するためには、確率0ですね。

 

しかし、僕らは、この決断できない政治と、これまでも、これからも付き合っていかなければならないと思うと、嫌になりますね。

 

 

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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