横浜FマリノスVS浦和レッズ。
試合は、前半全く点が入る気配なく、どうなるものかと思っていたら、後半になり中盤が開いてくると、シュートシーンも見られるようになり、俄然面白くなった。
レッズは、梅崎がうまく機能していなかったようで、後半途中から、マルシオ・リシャルデスに交代した。
0対0のまま進むと、平川に代わり19歳のルーキー関根を投入。
関根はそれに答え、ドリブルからパスをしゴールに詰めキーパーの弾いたボールに反応し、値千金の1点を獲得した。
お互いにシュートを放つがゴールをこじ開けあられず、1対0のまま、後半40分を過ぎた。
去年までの浦和だったら、ここから、ボールを前に出すことはせず、味方のエリアで回す。
そして、相手サイドに入っても、無理に前にいかず、パワ回しをして、後ろに蹴り時間稼ぎをした。
僕は、浦和の試合しかテレビではほとんど見ないので、浦和だけがそうかとも思ったけど、実は、おそらく多くのチームがそう言う時間稼ぎをして勝ちに行っていたと思う。
ところが、この試合。
全くそういうシーンが無い。
マリノスは当然点を取りに行くが、レッズも普通に点を取りに行っていた。
それも、少ないパスでシュートまで持って行こうとする意識が見えていて、とても面白い。
こういうのを待っていた。
Jリーグは残り4試合。
勝ち点3を取ることが非常に重要な試合なんだけど、そのためにはなんでもしてもいいかと言うと、僕は全くそうは思わない。
サッカーを見ている人に対して、最後まで点を取りに行く気持ちを見せてくれると、スッキリする。
これこそが、プロスポーツだと思う。
ペナントレースの終盤に、タイトル獲得のためにフォワボール攻めを連発するプロ野球とは大違いだわ。