J1とJ2は、毎年その上位と下位の3チームが入れ替わります。
J2の3チーム目は、昇格プレーオフを行い、勝ち上がった1チームが昇格します。
レギュラーシーズン3位から6位までにその権利が与えられます。
今年は、
3位:ジェフ千葉
4位:ジュビロ磐田
6位:モンテディオ山形が争いました。
5位のギラヴァンツ北九州はJ1の条件を満たしていないため、対象から外れました。
4位と6位の戦いは、下位の山形が勝ちます。
プロ野球のクライマックスシリーズのようなアドバンテージがこの昇格プレーオフにもあります。
まず、上位チームの第1戦はホームで戦えます。そして、延長がなく同点の場合は上位チームが勝ち上がります。
これだけサッカーとして優位があると、簡単に上のチームが上がってきそうですが、そうはいかないからおもしろいのです。
プレーオフは今年で3年目。
1年目は、なんと5位の千葉と6位の大分トリニータが決勝に進みます。
そして、勝ったのは大分でした。なんと6位からのJ1でした。
2年目。
この年は、1戦目で勝ち上がったのは、3位の京都サンガFCと4位の徳島ヴォルティスです。しかし、勝ったのは徳島ヴォルティスでした。この時も下位チームが勝ち上がりました。
3年目の今年。
勝ったのは6位のモンテディオ山形でした。
同点でいいと思うと、逆に向いてしまうのでしょう。
それから、1回目の印象が強すぎて、上位チームが変に萎縮するようになっているかも知れません。一種のジンクスになっているかもしれません。
J1への昇格が決まった今年も、演出が派手でまるで優勝したような騒ぎになっていました。気持ち良いのはわかるけど、あそこまでするのかなあと、変な気持ちになります。
さて、モンテディオ山形は来週、天皇杯決勝です。
ガンバ大阪の3冠を阻む事ができるのは、この山形だけになりました。
勝って、来年のJ1でも旋風を起こすようなことしてもらいたいものです。