表参道高校合唱部。
それが伝えたものは、歌によって自分の周りが変えられるかです。
香川でうどん屋を営んでいた、香川家。
経営がうまくいかず、家族は離れ離れに。
その離れたお父さんとお母さんをもう一度、結びつけるために表参道高校合唱部にずっと伝わる愛の歌を探しに、香川から東京の表参道高校合唱部に転校します。
それから、香川真琴の奮闘が始まります。
奮闘が、ものすごくピュアです。
転校した、表参道高校合唱部は、廃部寸前でした。
部員は3人。
顧問の先生も合唱には興味がなくなり、キャバクラ通いです。
合唱部を廃部から救うため、まずは部員を増やそうとします。
でも、まわりからは冷たい目と、興味のない目。
そんな中、校庭の中庭で一人で歌います。
面白くない生徒が上から汚い水をかけます。
折れそうになる香川真琴。
その最悪の事態から奇跡の復活を遂げていきます。
合唱部をだまそうとした引田里奈を歌の力によって舞台に引き上げます。
合唱部を退部していた、宮崎祐を呼び戻します。
野球に限界を感じていた、桜庭大輔の引退試合になってしまった試合で歌います。
その歌の力で桜庭大輔が合唱部に入ってきます。
桐星成実も、謎のピアニストとして入部します。
合唱部が存続できる8人がそろいました。
そして、最大の敵対していた、谷優里亞も歌の力で入部します。
合宿に行ったり、真琴の最大の理解者、夏目快人が心臓病で倒れ手術をしたりと展開があります。
部の存続がかかった合唱コンクールは、夏目快人のために、合唱で不利なポップス、ハナミズキで戦います。
残念ながら入賞はしませんでした。
でも、もっと大きなものを得ます。
それから、合唱部はOGでプロとして活躍しているアーティスト・神島カナとの共演を果たします。
ダメ出しされても、仲間割れしても、なんとかしていきます。
文化祭。
エントリーしていなかった合唱部は、歌を歌えません。
なら、クラスの出し物として合唱をしようとしますが、クラスが決めたのはメイドカフェ。
奇跡的に合唱ができることになりますが、はなから積極的に文化祭に参加しようとしないクラスメイトですから、物事はうまく進みません。
クラスにギタリストがいるのを偶然見つけ、合唱をギターで格好良くしてといって、引き入れます。
隠れた才能を発掘していき、合唱が成立します。
歌は、ドリカムの何度でも。
このシーンだけでも感動します。
その中、とうとう、愛の歌を見つけます。
楽譜も作ります。
何度でもを両親の前で歌った、香川真琴。
これで歌の力で、元通りになると思っていたら、香川から家族を取り戻すために来ていたお父さんが、もう駄目だと言ってしまいます。
離婚です。
そして、最終回。
歌の力で回りが変わると思い頑張っていた、真琴。
それが、できなかったことに気づきます。
歌なんて、何もできないと合唱から離れていきます。
愛の歌。
その歌のバックボーンが、校長先生によって明かされます。
学校の校庭。
真琴のお父さんとお母さんを合唱部が呼び寄せます。
そして、合唱がスタートします。
舞台は30年前です。
お父さん香川雄司は、お母さん香川美奈代の名誉を守るために、暴行事件を起こします。
合唱部を辞め、旅に出ます。
そこで出会った多くの人からもらった言葉。
雄司は美奈代のために歌を作ります。
何日もかけて。
合唱の舞台は、今に戻ります。
合唱部による、愛の歌の合唱が始まります。
曲の後半、真琴は雄司と美奈代にここからは二人で歌ってと言います。
躊躇する二人。
涙で訴える真琴。
二人は、やっと?とうとう!歌います。
こうして、愛の歌が完成します。
涙なしでは見られない最終回でした。
と言うより、結構な回、涙流してしまいましたが。
感動、感動な、表参道高校合唱部でした。