ラグビー7連覇と言うのは大学ではありませんでした。
それまでの最高は3連覇なので既に未開の地です。
社会人では新日鉄釜石と神戸製鋼が7連覇を成し遂げていますが、現在のトップリーグは強いチームが4つぐらいに分散しているので連覇さえ大変です。
大学の連覇は毎年最高学年が入れ替わる中での戦力になりますから、相当に大変なことです。
ここ数年、圧倒的に勝ってきた帝京大学。
今年の相手は、リーグ戦王者の東海大学です。
場所は、秩父宮ラグビー場。
ほぼ満員でした。
前半は、両チームともミスが多く、攻め切れません。
ノックオンが特に多く目立ち、日本代表との違いが鮮明になってきます。
そもそもが、昨年の日本代表は史上まれにみるミスの少ないチームでした。
5対5の同点で前半を終了します。
東海大学は大善戦です。
後半になり帝京大学が地力を見せてきます。
まず相手側に攻めペナルティからペナルティゴールを入れ、8対5と逆転します。
その後、2トライをあげて引き離しに入ります。
東海大学は戦い方間違えたのではないかなあと見ていながら思いました。
自分の方にボールが回ると、決まってキックで相手陣にボールを入れます。
ラグビーは陣取り合戦から点を取っていくので、キックは有効な手段なのですが、キックをするということは、相手にボールを渡すことになります。
つまりは、攻撃から防御へと局面は変わります。
対する帝京は、ちゃんとバックスでボールを回して連続攻撃を仕掛けます。
見ていて、帝京大学の方が圧倒的に面白いです。
前半は、東海大学を応援していたのですが、後半は帝京大学を応援しました。
見ていて面白いのは、連続攻撃です。
後半の最後に東海大学がボールを回しトライを上げますが、トライ後のキックで試合は終了します。
27対17で帝京大学が優勝します。
テレビで解説していた人も言ってましたが、もっと早く東海大学はボールを回す攻撃を仕掛けるべきだったと思います。
フォワードがスクラムで押していて、流れも良かったので残念な結果に終わりました。
そうはいっても、帝京大学の7連覇は素晴らしい記録です。
攻め方の豊富さと個人の強さは大学で抜きんでているなあと思います。
さて、社会人との日本選手権でも昨年同様トップリーグ勢に勝ってもらいたいなあと思います。