この映画を見たいために、Amazonプライムに入りました。
って言うのは嘘でして、入ったらこの映画があったということでした。
で、やっと時間が作れて見ることができました。
小説を前に読んだのですが、映画も最高でした。
うん、よくできています。
そんなの当たり前で、日本アカデミー賞を受賞しています。
まあ、しかしここで今さら書くことでもないのでしょうが、松田龍平さんと宮崎あおいさんの抑えた演技は素晴らしいです。
演技で難しいのは、抑えたのと笑いを取ることです。
この映画の素晴らしさは抑えていながら、スピード感があることです。
大辞典を作るという、相当に地味なことを、物語にしてそれを昇華しています。
キャストもなかなかにすごくて、オダギリジョーさんや加藤剛さん、小林薫さんや八千草薫さん、鶴見慎吾さん。
そして、キーとなるところに、池脇千鶴さんとドラマ天皇の料理版でヒロインを演じた黒木華さんです。
昨年芥川賞を受賞した又吉さんも出ていたのでした。
しみじみとしていながら泣かせる、ほっこりする名作です。