Bookrock

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書評、ラオスにいったい何があると言うんですか?

最近、ワインとクラシック漬けの毎日だ。

両方とも、自分の生活からはねれていた存在だったけど、ある日からいきなり遠くの二つが合体して押し込んできた。

飲んで聞いてみると、この両者はとても愛称が良いことが分かる。

 

それから、クラシックのCDは安いことに気が付く。

特にセットもの。

セットものと言っても、2枚組とか5枚組とかみみっちい話はなくて、それこそどかんと50枚セットとか80枚セットとかで、ロックをずっと聞いてきた僕にとっては、その圧倒的物量攻撃にやられてしまった。

 

村上春樹。

このノーベル賞を取るかもしれない文豪の本は、今まで、ノルウェイの森しか読んだことがない。

出版されるたびに、ベストセラーになるんだけど、なぜか自分にとっては遠い存在だった。

まあ、それは、クラシックとワインのように。

ラオスにいったい何があるというんですか?

と言う著作は、紀行文集と書かれている。

 

村上春樹が世界を旅した記録になっているが、行っているところが、素敵としか言いようがない。

 

ボストン

アイスランド

オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド

ミコノス島、スペッツェス島

ニューヨーク

フィンランド

ルアンポウラバン(ラオス)

トナカス(イタリア)

熊本

 

アイスランドと言っても、一瞬どこか分からなかったりする。

確か、イギリスの左側の島だったかなあと。

 

そりゃ、アイルランドだわ。

 

で、

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イギリスの北北西。

グリーンランドの東。

これだけでものすごく寒そうだ。

 

こういうところをめがけて行く、村上春樹さんってすごいなあと思う。

 

でも、読んでいくと、自分も確かに行きたくなる。

 

特に、オレゴン州ポートランドとフィンランドは。

 

この本にも、ワインの話がよく出てくる。

 

料理とワインってよく合うんだなと。

 

それから、ジャズも。

 

ワインとジャズと村上春樹。