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これを男の本懐と言わずに何という。ソフトバンク、3.3兆円の賭け。そして、社長続投の意味。

ソフトバンクの孫正義さんが、イギリスの半導体企業ARMを3.3兆円で買収です。

 

ARMは、スマホに特化した半導体を設計する会社です。

 

自ら作るのではなく、世界のメーカーにライセンス供与して儲けている会社です。

 

つまりは、特許を買ったと言うのが簡単な理解かと思います。

間違えていたらごめんなさい。

 

 

半導体と言えば、インテルが有名ですがインテルはパソコンの半導体で世界一の企業です。

 

3.3兆円と高額ですが、ソフトバンクの凄いところは借金して買うわけではないことです。

 

アリババとかの持ち株を売って、2兆円の現金が入ります。

孫さんは、ワールドビジネスサテライトに出演して、その考えを話しました。

 

巨額の売種を嫌気してソフトバンク株は下がりました。

それに対して、今が買い時だと言ってしまう孫さん。

 

IoTを今後やっていくために、その基盤となるARMを買収することにしました。

プラットフォームを提供するARM。

 

スマホを中心としたIoT。

 

ARMを買収しようと思ったのは、2年前。

 

スマホの基盤の90%のシェアを持つARM。

 

3,3兆円の先行投資です。

 

利益を積み上げているARM。

 

40%プレミアを上乗せして購入するARM。

 

それも、あっという間に回収します。

 

しかし、孫さんのことだから、ボーダフォンを気の遠くなるような値段で買ったことを、また、日本企業の買収額で買うことに意味があったことかもしれません。

 

男気、究極の男気じゃんけんかなあと思います。

 

さらに、この買収のために社長を続投する事を決めたそうです。