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おもしろく こともなき世を おもしろく

49歳

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。
             ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」

織田信長が好んで詠ったという「敦盛」の一節です。

意味は、
人間の一生は所詮五十年に過ぎない。天上世界の時間の流れてくれべたらまるで夢や幻のようなものであり、命あるものはすべて滅びてしまうものなのだ。


この歌を好んだ織田信長は、49歳で本能寺の変により倒れます。

最近の大河ドラマを見ていて分かりましたが、上杉謙信篤姫も49歳で亡くなっています。


49歳か〜と、ここ最近思っていましたが、めでたく自分もその年になってしまいました。


自分の人生においては区切りとなる年というのは、意識をしていたのです。

20歳は、自分の意識があろうがなかろうが否が応にも意識せざるをえない年になっていますが、30歳、40歳とうのも自分の中では、これからどうしようかと思うきっかけになった年齢です。

40歳と言うと、「四十而不惑」と言う言葉がずっと頭の中にあり、この年で自分のことを決めないといけないと思ったものでした。
その結果どうなったかと言うと、確かに決断をした年ではありましたが、だからどうだったかと言うと、???と言うことになっています。



それよりも、今までのどの年よりもいろいろと考えることがあったのが、この四九歳と言う年齢でした。


自分が敬愛する歴史上の人物の最後の年と言うことが大きかったと思います。

だんだんと待ってくれない年齢になってきたわけですから、今までよりも後悔しないように生きていきたいものです。