Bookrock

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上原ひろみが、ジャズだフュージョンだのってどうでもよい。上原ひろみは上原ひろみ。

音楽に出会うのは、私の場合偶然の積み重ねです。

テレビやラジオでふんだんに音楽を聴く時間がないので、ある特定のアーティストに出会うのは偶然でしかありません。

 

上原ひろみさんに出会ったのは、前に書いたエントリーのように、

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偶然バカリズムの深夜番組を見ていたら出ていたことであり、そこの上原さんが言った、インプロビゼーションに反応したからであり、最終的にはアマゾンプライムミュージックにアルバムが入っていたからです。

この3つの偶然が重ならかったら、こんなに番組見てから、早くはまることはなかったと思います。

 

さて、その上原ひろみさんです。

 

ジャズなのかフュージョンなのか悩んだりするかも知れませんが、そんなことはどうでも良いのです。

 

私が敬愛するジャズピアニスト、チックコリア。

彼のことをジャズかフュージョンかなんて言う人はいないと思います。

 

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チックコリアはチックコリアでしかありません。

 

そもそも、ジャズは音楽的にはいろんな音楽のかき集めです。

そのジャズ的な音楽をロック的にアレンジしていったのが、フュージョンだと思うのですが、そもそもあいまいな世界にあったジャズを音楽的に定義づけても意味がないものだと思います。

 

批判を覚悟して言えば、ジャズ的な音楽はすべてジャズに収まると思います。

 

上原ひろみと言うピアニストは、おそらく速弾きが有名かと思いますが、YouTubeで映像を見ると、その演奏から出てくる表現力が半端ないと思います。

 

このMOVEはものすごいです。

 

音楽性もさることながら、彼女の表情が。

 

ピアノとベースとドラムと。

三者三様の三人が上原ひろみを中心にして、インプロビゼーションで戦っています。

物凄く思白いです。

 

これをジャズと言わずして何がジャズか!と言いたいのですが、ひろみさんのピアノが過ごすぎて、ジャズの範疇をこえてしまい、ポップになったいく瞬間があります。

で、これは、フュージョンではなんて不毛な論争になりがちかもしれません。

 

そして、チックコリアと上原ひろみの重奏。

 

そこには、チックコリアと上原ひろみしかいません。

二人の作り出すおんがくは、チック&ひろみでしかありません。

 

私たちは、その荘厳な音楽を前にしたら、平伏すしか選択はありません。

 

だれか、私を、上原ひろみさんのコンサートに無料で連れて行ってくれないかなあ。

 

 

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