疾如風
徐如林
侵掠如火
不動如山
風林火山、今日、この孫子の言葉が、武田軍の軍旗になりました。
疾きこと風の如く
徐かなること林の如く
侵掠すること火の如く
動かざること山の如し
あまりにも有名な、言葉ですね、これは。
武田の家督相続の乱れに便乗し、関東管領上杉家の軍が信濃に侵入しました。武田に同盟していたはずの諏訪頼重は勝手に戦いに挑み、断りなく和議を結びました。
そのため、諏訪にある武田領は諏訪と関東管領に奪われてしまいます。
今すぐ出陣し、失地を回復すべきと訴える重臣たち。
しかし、山本勘助の意見は違い、今は出陣することなく諏訪家の内紛を作り、時期を見て諏訪を滅ぼせということでした。
結局、晴信はこの策を行います。
戦は政（まつりごと）という晴信の言葉が響く今日の風林火山でした。
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