プロ野球のドラフトとは、そもそも各チームの戦力均衡です。
いや、でした。
それがいつの間にか、選手の職業選択の自由とか、ドラフトの指名を断り浪人生活を送るとかがあったため、表向き選手のためと称して、自由枠とか希望枠とかいうヘンテコな制度を作りました。
希望してもらうことが、第一なら、そこにお金がついて回ることは、子供じゃなくても分かります。
なにがしかの名目で、お金を渡す。今回の西部ライオンズは栄養費でしたっけ。そんな名目で渡すわけです。
これは、きっとライオンズだけの問題ではなく、他にあっても全く不思議ではありません。
また、プロ野球という同じムラ社会にいる人が批判するのもどうかなあと思います。
形だけのコミッショナーを飾り、組織の体裁だけ整えるだけで、実際一番強いのは、オーナー達であり、その頂上に君臨するのが、ジャイアンツのオーナーだったりします。
団 野村さんのエントリー
裏金問題から立ち直るために
には、こうあります。
過去の球団の利益供与を阻止する直接的な制度作りが急務であると同時に、「自浄能力」を期待することができない日本球界の抜本的な改革が迫られているのではないでしょうか。
また、それを達成するため、
現に、3月21日に行われたプロ野球代表者会議において、「希望枠」の廃止は2008年のドラフト以降からという不可解な決定がなされました。決定はその後覆され今秋ドラフトからの廃止がきまりましたが、プロ野球選手会、全日本アマチュア野球連盟傘下の日本野球連盟、全日本大学野球連盟、そして日本高等学校野球連盟(高野連)が撤廃を強く支持していたにもかかわらず、こうした決定がいったんは下されたことで、問題を先送りし球団の都合次第でルールを作り替えていく日本野球機構の姿勢がここでも浮き彫りになりました。
野球協約を含めた日本プロ野球の構造を抜本的に変えるために、今こそプロ野球選手会が立ち上がるべき時です。アマチュア連盟や世論が足並みを揃えている今、選手会が大きな交渉材料を手にしているも同然です。
とあります。
確かに、その通りで、選手会しかこれを直せる圧力団体となりうるものはありません。
数年前のストライキで、よくなったと思ったプロ野球ですが、根は変わってないと言うことです。
(関連ページ)
プロ野球はドラフト希望枠廃止をやっと決めたようですね。
プロ野球の希望枠ってなんだ?職業選択の自由か希望してもらうための裏金か?
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