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せこせこした高校野球のようなプロ野球は見たくない

プロ野球は統一球になってから、ホームラン数は激減しました。

激減したから、見ていて面白く無いので、統一球はやめて元にもどしてほしいという声も出ているそうですが。

2連覇したワールド・ベースボール・クラシック

この連覇した試合を見てきましたが、日本の選手って全然ホームランを打てないなあということでした。
ホームランどころか、外野を抜く長打も出ません。

韓国とか台湾とかの選手のほうがよほど打っていたと記憶しています。

ホームラン打てなくても勝ってしまうのが野球なんでしょうが、これは良くないことだなあと思っていました。

それで、国際標準にして、日頃からホームランが打てるようにするために、通称”飛ばないボール”が採用されたと思っていました。
日頃からの鍛錬で、打てるようにあんり、国際大会でも通用していくんだろうなあと思っていたのでした。

それは、半分以上は正しかったようで、元ヤクルトスワローズの広沢さんがこう書いています。
 

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO42634910V10C12A6000000/

 交流戦だけで12本塁打をマークしていた西武の「おかわり君」こと中村剛也が、けがで登録抹消された。独走でホームラン王に輝いた昨季の勢いを取り戻していただけに惜しいが、それにしても、なぜおかわり君だけがホームランを打てるのか。理由を考えていくと、2010年まで使われていた飛ぶボールやストライクゾーンなど、日本球界の「ガラパゴス化」に突き当たる。


巨人戦で2ランを放つ西武・中村。交流戦で昨年の勢いを取り戻した=共同
■統一球の導入で野球が変わる

 プロ野球は一昨年までの「よく飛ぶ」とされたボールから、飛び方の小さい低反発球に11年から切り替えた。それまでミズノ、アシックス、ゼット、久保田の4社の製品の中から各球団が選んでいたボールをミズノ1社に統一した。理由は「国際基準に合わすべき」というコミッショナーの指導の下で、国際使用球に近い仕様にするためだ。

 この低反発球で野球が変わった。投手ランキングには防御率1点台がずらりと並び、打者は本塁打が激減。これでは商売にならないと泣きが入り、選手会がボールの影響を検証するよう要望している。


■“バブル的状況”が打者のスイングを小さなものに

 飛ぶボールは日本人野手の技術を下げ、メジャーでの評価の低下をもたらした。日本で30本ホームランを打つ選手が、向こうでは2ケタ打てるかどうか。泳いだり、こすったような当たりでも10年までの球なら本塁打にできた。これがガラパゴス化を促した。

 フルスイングしなくても、オーバーフェンスできるという“バブル的状況”が、各打者のスイングを小さなものにしてしまっていたのだ。

 昨年から各球団が統一球対応を進めた結果、バントを多用し、盗塁、エンドランといった小技を重視するようになっている。中軸にも進塁打を意識したと思われるスイングが目立つ。



 おかわり君だけが本塁打を打てるのはなぜか、という問題を考えるためのヒントがここにある。

 彼のスイングスピードは日本人選手のなかで突出したものではない。彼と並ぶヘッドスピードを持つ打者は何人もいる。では、どこが違うのかといえば、意志の問題ではないだろうか。

 当たり前ではないかと言われそうだが、おかわり君はホームランを打とうと思っているから打てるのだ。



これを読んでいくと、日本プロ野球界の指導者の皆さん、見ていて面白い試合をしてください。
進塁打はZENと言う考えをやめて、パワーのあるところも見せて欲しいと思います。

広くなった野球場で、飛ばなくなった統一球。
それでも、年間40本とか50本とかのホームランが打てるという日本人選手を育てていってもらいたいです。

そうすると、もっとダイナミックで野球場で見ていて面白くなるのではないかと思います。