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フィギュアスケート、グランプリファイナルは、なぜ日本人と日本の広告だらけなのか。

フィギュアスケート、グランプリファイナル。

今日、その男女のフリーが行われていた。

グランプリファイナルは、グランプリと呼ばれるフィギュアスケートの大会での上位6選手により争われる。

6人の中で、男も女も半分の3人が日本人選手だった。

半分も同一の国の選手が出てしまうと、もはや世界の大会ではなくなるのではないか。
また、広告も日本企業の広告だらけになっていて、これは日本の大会かと思ってしまう。


グランプリファイナルって一体何?と思い調べてみた。

ISUグランプリファイナル(ISU Grand Prix of Figure Skating Final)は、国際スケート連盟 (ISU)が承認するフィギュアスケートの競技会で、ISUグランプリシリーズを構成するフィギュアスケート競技会のひとつ。前身はISUチャンピオンシリーズファイナル。

1995-1996シーズンの「ISUチャンピオンシリーズ」創設時に、一連の競技会の上位者による大会として「ISUチャンピオンシリーズファイナル」が創設された。第1回目は1996年2月23日から25日にかけフランスのパリで開催された。1998-1999シーズンから「ISUチャンピオンシリーズ」がISUグランプリシリーズと改称すると、同時に「ISUチャンピオンシリーズファイナル」もISUグランプリファイナルと改称した。
 

国際スケート連盟の主催する国際大会としては世界フィギュアスケート選手権、オリンピックと並び最高峰に位置する。
世界フィギュアスケート選手権やオリンピックは国際スケート連盟が国(地域)に対し出場枠を与えるものであり、選手は国(地域)を代表する。オリンピックや世界選手権は東西冷戦時代以来の国対抗メダル争いという意義付けは払拭されておらず、現在も有力選手の多寡に関わらず一ヶ国(地域)から3名までの出場しか認めていない。
これに対し、ISUグランプリシリーズ国際スケート連盟が選手個人に対して出場権を与える。選出基準において一ヶ国から多数出場することに対する難しさは残っているとはいえ、選手の所属国(地域)は基本的に出場に無関係であり、決勝大会であるグランプリファイナル出場選手が一ヶ国の選手のみであることもありうる。

以上Wikipediaより。

オリンピックとか世界選手権に慣れているため、1カ国の出場枠に制限があり、その結果としていろいろな国の選手が出るのが当たり前と思っていたが、このグランプリファイナルは、選手個人の力を尊重した結果、1カ国から全ての選手が出る可能性もあるとのこと。


個人の世界ナンバーワンを決めるという事では、この考えも正しいと思うが、多くの国に広めていくということになると、難しいかなあとも思う。

グランプリファイナルが、オリンピック、世界選手権と並ぶ権威がある大会と言われているが、実際のところは、やはり一つ権威が落ちるのではないかとも思う。


テレビ朝日はこの大会に「世界一決定戦」とのキャッチコピーをつけているが、世界一を決める大会は世界選手権であり、これは虚偽広告に当たる。実際、トップ選手がファイナルを欠場することも多い。ブライアン・ジュベールは2006年のGPファイナルで優勝した際のインタビューで「(ファイナルが)欧州選手権と世界選手権のいい練習になった」と話している。


それはそれとして、今日のグランプリファイナル。

女子の戦いは面白かった。

ショートプログラム5位の安藤美姫が圧巻のフリー演技を行い、高得点をマーク。

それからの選手はプレッシャーの中、戦うことになるが、次の鈴木明子もちょっとミスがあったが、転倒することもなく演技し、村上佳菜子も良い演技をする。

結局、安藤以下の選手は誰も転倒することはなく、とても高い次元の戦いになっていた。


女子は、SP3位でシニア転向1年目の16歳、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が、2位のカロリナ・コストナー(イタリア)とわずか0.01点差の計178.59点で日本勢最高の3位。鈴木明子(邦和スポーツランド)は計173.72点で4位、安藤美姫トヨタ自動車)は計173.15点で5位と、ともにSPから順位を上げられなかった。アリサ・シズニー(米国)がトップを守り、計180.75点で初優勝を果たした。