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検索してきた訪問者を逃がさない〜だらだらとSEO講座(4)

ということで、SEOについて書こうと思いました、まだまだそれは始まらないのです。(^^ゞ

リスティング広告は、自分のサイトへ誘導するために検索サイトのキーワード検索結果ページの広告を購入すると書きました。

そして、この広告枠は、オークションで購入するため、高く買うことにより、いい場所に広告ができると書きました。


このリスティング広告、第一回目で書いたマス媒体の広告と大きく違うのは、そもそもそのキーワードにいろいろな意味で興味を持ってきた人に見せる広告であると言うことです。

マス媒体というのは、その「マス」と言う言葉がしめすように、非常に多くの人たちに見せる媒体と言う事です。

多くの人に見せるということは、多くの人たちが興味を持つであろうことに対して広告することが有効と言うことなんでしょう。
 

 
多数の人が興味を持つことに対して広告をうつ、ところが、かなり前から、趣味とか嗜好とかの多様性が叫ばれています。

これは、視聴率と言うテレビ番組の人気度を測るバロメータにも良くあらわされています。

かつての60%とか70%とかの視聴率を取る番組などいまや現われるはずもなく、20%を超える番組が大ヒットと言われる時代です。

それほど、今は多くの人が興味を持つことを作るのは難しい時代になっています。

そういう時代にマス媒体に対し多額の費用を払って広告をうつなら、今の時代背景を考えて違う形で広告を出したほうが効果が高いのではないでしょうか。

Webの中で検索サイトに出す公告というのは、不特定多数に対してと言うことではなくて、目的を持った人に対しての広告であるため、その目的が分かれば非常に効果的な広告がうてることになります。

それに気がつくと、リアルな広告費を削ってもいいからWebへの広告へ費用が移行することになります。


リスティング公告というのは、
まずは、明確な目的を持った人を自分のサイトへ誘導することである。
しかしながら、誘導するだけでは成功したとは言えない。誘導することだけが成功と言えるのは、サイトの認知度が低いためにそれを高くすることだけが目的の場合である。

いまや、そんな5年前のWebサイトの感覚を持ち満足している企業なり個人なりはいないと思う。

多くの人をサイトへ呼ぶのは重要であるが、もっと重要なのは来た人に何かをやってもらうことである。

この場合の良く出される例題に「資料請求」をどのくらいやってもらうかと言うのがある。

この場合の「資料請求」は、数値として非常に分かりやすいので、例題とする事が多い。

まあ、これは間違っていると言うことではなく、資料請求と言う行為が、自分のサイトでは何に当たるかと言う事を考えればいいわけです。


さて、サイトに来てもらい、ここで言う資料請求にたどり着くためには、検索サイトから自分のサイトへ到達してきた時に、最初に見るWebページがどうあるべきかと言うのが重要となります。

そしてそれは、LPOと言う言葉で語られるようになった。

SEMとかSEOとかLPOとか、この業界は3文字の単語がとても多いのです。それで、分からなくなったりもします。

段々と、わざとこういう似たような言葉を羅列して分かりにくくしているのではないかと思ったりもします。

このLPOですが、Landing Page Optimaizationの略であり、つまりランディングページ(検索サイトから最初に来るページ)を如何に振舞っていくかが重要ですよと言っているわけです。

検索サイトからせっかく来たお客さんを最初のページで逃がすほどバカなことはありません。

最終的な目的に行かなくても、何ページか見てもらい、記憶に残してもらうことが重要です。

そのため、LPOと言うのが重要な施策となっている。


最近では、SEMを専門に行っている企業から提案を受けるときは、必ずこのLPOがセットになっていたりします。


〔ここで出てきた用語〕

SEO:検索サイトで検索したあとに出てくるページでできるだけ早く出てもらうようにすること。

LPO:Web広告のページから飛んでくる最初のページ。ここを見たらすぐよそに行くようでは広告の意味がないこと。このページに気を使うことで、以降のページまで見てもらえるようになる。簡単に書いているが、実際にやるのは非常に難しい。 


URLは難しい〜だらだらとSEO講座(1)
リスティング広告をする〜だらだらとSEO講座(2)
検索させる〜だらだらとSEO講座(3)