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Googleってどうなのか〜だらだらとSEO講座(12)

多くの論文に引用された論文は優れた論文である。


これ、何のことか分かりますか?


それまでの検索エンジンとGoogleが一番大きく違ったのが、この考え方をもってアルゴリズムを作ったところです。

Webサイトのランキングをするため、そのWebサイトはどんな文章が多いのかを見ていたのがそれまでの検索エンジンでした。

ところが、これを逆手に取ったエロサイトがどんなキーワードでも上位に来ると言う事態になったようです。

そのため、検索サイトは信頼性がなかったのでした。

それで、人の目を通して何のサイトかを管理している、検索サイトが一番であると言う状況が続いていました。

そうです、一昔前のヤフーがその代表格です。

Webサイトの所有者が、検索サイトに、こういうサイトですのでよろしく!と申請し、検索サイトが確認し、承認されれば、申請したディレクトリーの下に表示されると言うものでした。

こういう検索サイトはもうないのかと言うと、実はヤフーにまだ残っていて、検索ボックスの上に「登録サイト」と言うのがありますが、それがディレクトリに登録されたサイトを検索することになります。


Webサイトは、どんどん増えていきました。増えていくと人が管理すると言うことが時間的に困難になってきました。

申請されたものを一つ一つ確認して承認するわけですから、なかなか検索に乗りません。また、一度承認したサイトは、ずっとそのままかと言うと、そんなわけはなく、リニューアルを行い、登録されたディレクトリーではなくなることもあります。また、悪意があれば登録のときは当たり障りのないサイトにしておき、登録されたとたん、意図的に全く違うサイトにしてしまうこともできます。

とすると、この登録型の検索サイトも全能ではないことになります。

そこに登場してきたのが、新しい発想のアルゴリズムを持ったGoogleです。この検索サイトは、検索結果が良いということで、絶賛をもって迎えられました。

一度、検索結果がいいと評判を得ると、その輪が広がりシェアをとっていったのです。

その間には、ヤフーが検索にGoogleを使うと言うGoogleから見ると幸運、ヤフーから見ると大失敗なこともあり、急速にGoogleの利用が増えたのでした。

多くのサイトからリンクされるサイトは良いサイトと言うアルゴリズムは、それを逆手にとったSEOにより、多くのリンク貼りますサイトが登場し、検索結果の信頼が揺らぎます。

そこで、多くのサイトからのリンクと言うのを進化させ、評価の高いサイトからリンクされたサイトは評価が高いと言うのが加わりました。
さらに、単なるリンクではなく、リンク元のサイトがどんなキーワードでリンクしているかで評価を変えると言うことも起こりました。
単純にバナーでリンクを貼るのは、効果がなくなったわけです。ですから、最近のサイトは、自分のサイトにリンクを貼る場合のソースを公開しているところが多くなっているのです。これは、親切心もあるのでしょうが、SEO対策の側面が大きいです。

ここまで、色々と書きましたが、WebサイトのSEOには、そのサイト内の対策とサイト外の対策があることが分かったと思います。



URLは難しい〜だらだらとSEO講座(1)
リスティング広告をする〜だらだらとSEO講座(2)
検索させる〜だらだらとSEO講座(3)検索してきた訪問者を逃がさない〜だらだらとSEO講座(4)
広告のテキスト文に気を使って一人前〜だらだらとSEO講座(5)
リスティング広告を計測する〜だらだらとSEO講座(6)
SEO〜検索エンジン最適化への道〜だらだらとSEO講座(7)
SEOの前にはリスティング〜だらだらとSEO講座(8)
検索エンジンに好かれる〜だらだらとSEO講座(9)
タグって何?〜だらだらとSEO講座(10)
アルゴリズムを知る〜だらだらとSEO講座(11)