葬式とかお通夜とかに行って、出される食べ物。
これが未だに食べられない。
ボクの祖母の葬式の時にも出された料理。
それも食べられなかった。
それほどまでに、人の死と言うものに直面できない。
子供の時もそうだったが、いい大人になって今でも変わらない。
怨霊信仰といわれる、日本人の宗教にどっぷりつかっていると思う。
だから、井沢 元彦 の逆説の日本史がすっかりはまる。
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それほど、「死」と言うのがダメなボクが最近読んだのがこの本。
その日のまえに 重松 清 文藝春秋 2005-08-05 売り上げランキング : 19654 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
電車の中で読んで、泣いてしまった。それもほとんど号泣。
「死」と言うのは、誰にも訪れるものとは分かっているけど、
世の中にいっぱいいっぱい人がいるのに、何でうちのおかあちゃんにそれが来るの?とか言う言葉が流れて、自分としては、もうだめだった。
この小説。
話は、とてもたんたんと流れていく。
わざとらしく盛り上げようとしないから、かえって自分の琴線に響いてしまう。
死に尊厳があるとか何とか言う前に、そんな一言で言い表せることではないと思わせる一冊です。
読んで、辛いけど、読み返したいと思う書です。