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容疑者Xの献身について

探偵推理ドラマで好きだったと言えば、刑事コロンボ

この流れをくんだドラマが、古畑任三郎シリーズ。

見ている読者なり視聴者は犯人が分かっているのに、それを探偵(刑事)が見つけていきます。そして、最後、視聴者の知らないところが探偵により明かされ、ある意味心地よい裏切りにあいドラマは終わります。

おまりに重くならずに短編での推理探偵小説では、胡桃沢 耕史の翔んでる警視シリーズが好きでしたね。絶版になっているようですね、このシリーズは。


最近のドラマで言うと、ガリレオですか。

ボクは、実はこのドラマのガリレオはまだ見ていません。録画してはいるのですが、どうも時間が作れず見られずじまいなのです。

ところが、小説は読みました。

面白い。

です。

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最初はちょっと怖いという感じでしたが、さくさく読めます。ドラマを先に知ったので、主人公は福山雅治という感じで読んでしまうのが、いいのか悪いのか不明です。

解説は、佐野史郎が書いていますが、作者の東野 圭吾は佐野史郎を念頭に置いて書いたということなので、そういうドラマを先に見たら印象は大きく変わったのでしょうね。

ガリレオは、その後短編集の

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
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が出ます。

そして、

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
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です。


この容疑者Xの献身容疑者Xの献身ですが、相当に面白いです。そして、悲しいです。

ガリレオには珍しい長編ですが、おもしろさに引き込まれます。眠い通勤時間に読んだら眠さに勝った小説でした。

そして、最後まで読んだらそのトリックを確認するため、すぐ最初から読み直したのでした・・・