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航空自衛隊トップの更迭の記事を読んで考えたこと

今日の朝日新聞の記事

空自トップ更迭へ
過去の侵略正当化

航空自衛隊トップの田母神俊雄・航空幕僚長が「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と主張する論文を書き、民間企業が主催した懸賞論文の応募していたことが分かった。

浜田防衛省は更迭する意向を示し、田母神も週明けにも辞表を提出すると言うことである。


麻生首相は、「個人的に(民間の論文懸賞)出したとしても、それは立場が立場だから、適切じゃないね」と語った。


と言うことらしいので、その田母神俊雄・航空幕僚長が書いた論文を読んでみた。

懸賞のサイトは、ホテルチェーンなどを展開するアパグループが行った
アパグループ第1回「真の近現代史観」懸賞論文
 

受賞作品
日本は侵略国家であったのか


東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロールは戦後63 年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。


と言うことが書かれていて、まさしくその通りだと思う。

8ページぐらいの論文なので、一度読んでみることを進める。


全文を読んでみた感想で言うと、このような記事で更迭されなければならない理由が全く分からない。自衛隊トップがこういう発言したら悪いような書き方されているけど、じゃ誰が書くんだ、と言う気になる。
軍のトップが、まともにこういう記事を書くことは非常に重要である。

こういうことで審議ストップを野党がするから早目に手を打ったと言うことだろうが、こんなことで審議ストップする野党には政権は任せられないと思う。
 

この懸賞論文は、全て英訳されて世界に発信するそうです。
英訳と言うのは、非常に意味が大きいことです。