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ノルディック複合、14年ぶりに優勝。

ノルディック複合って、ジャンプと距離の両方をやって先にゴールした人が勝つというスポーツです。これ雪の上での話です。そんなことは知ってますよね?

複合って競技は、他にはスキーの滑降と回転だったかスーパー大回転だったかにもあります。これは、どっちにしても滑るものなので、ノルディックの飛んで滑っての方が偉いと思いますが、スキーも随分前から分業が進んでいて滑降と回転は全く違うスポーツになっています。

しかし何と言っても複合のチャンピオンは陸上の7種競技ですね。7種って100メートルと走り幅跳びと1,500メートルと。。。。ともう言えませんし、1,500メートルが本当に入っているかも定かではありません。


話は戻り、ノルディック複合です。

10数年前、ノルディックの複合団体は日本のお家芸でした。オリンピック・世界選手権と出れば優勝と言う状況でした。その中でも、荻原健司は、King of 複合と言う感じで個人でもワールドカップの年間勝者とかになっています。

その当時の日本はジャンプで圧倒的に勝ち、それを貯金にして距離で守りきると言う勝ち方でした。

ジャンプもそうですが、日本が勝ち続けるとヨーロッパからルールの変更が提案されそれが決まっていきます。

ジャンプでは、はける板の長さが変わりました。身長の低い日本人に不利なルールになりました。ジャンプは、板が長いほど揚力を持ちますので、長く飛べます。ところが日本をターゲットにしたルールでは、はける板の長さを身長の何パーセントかにして日本人に不利なルールとしました。


その上、ジャンプの差から換算される距離の時間を短くすると言うルール改悪も行われました。

それ以降、日本団体がメダルに届くことはなくなりました。

もともと距離に弱い日本にとって、もう表彰台なんてことはないだろうと思っていたら、今回の世界選手権優勝です。


これは、もうすごいとしか言いようがありません。


新聞とか読むと、コーチが目を潤ませてインタビューに答えるとかあります。


それほどに、今回の優勝は感動的なものです。


暗い世の中に、久しぶりにいい話です。

優勝した4人です。
湊祐介東京美装)、加藤大平(サッポロノルディック)、渡部曉斗(早大)、小林範仁東京美装


\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ