ノルディック複合って、ジャンプと距離の両方をやって先にゴールした人が勝つというスポーツです。これ雪の上での話です。そんなことは知ってますよね?
複合って競技は、他にはスキーの滑降と回転だったかスーパー大回転だったかにもあります。これは、どっちにしても滑るものなので、ノルディックの飛んで滑っての方が偉いと思いますが、スキーも随分前から分業が進んでいて滑降と回転は全く違うスポーツになっています。
しかし何と言っても複合のチャンピオンは陸上の7種競技ですね。7種って100メートルと走り幅跳びと1,500メートルと。。。。ともう言えませんし、1,500メートルが本当に入っているかも定かではありません。
話は戻り、ノルディック複合です。
10数年前、ノルディックの複合団体は日本のお家芸でした。オリンピック・世界選手権と出れば優勝と言う状況でした。その中でも、荻原健司は、King of 複合と言う感じで個人でもワールドカップの年間勝者とかになっています。
その当時の日本はジャンプで圧倒的に勝ち、それを貯金にして距離で守りきると言う勝ち方でした。
ジャンプもそうですが、日本が勝ち続けるとヨーロッパからルールの変更が提案されそれが決まっていきます。
ジャンプでは、はける板の長さが変わりました。身長の低い日本人に不利なルールになりました。ジャンプは、板が長いほど揚力を持ちますので、長く飛べます。ところが日本をターゲットにしたルールでは、はける板の長さを身長の何パーセントかにして日本人に不利なルールとしました。
その上、ジャンプの差から換算される距離の時間を短くすると言うルール改悪も行われました。
それ以降、日本団体がメダルに届くことはなくなりました。
もともと距離に弱い日本にとって、もう表彰台なんてことはないだろうと思っていたら、今回の世界選手権優勝です。
これは、もうすごいとしか言いようがありません。
新聞とか読むと、コーチが目を潤ませてインタビューに答えるとかあります。
それほどに、今回の優勝は感動的なものです。
暗い世の中に、久しぶりにいい話です。
優勝した4人です。
湊祐介(東京美装)、加藤大平(サッポロノルディック)、渡部曉斗(早大)、小林範仁(東京美装)
\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ