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バンド・オン・ザ・ラン - Band on the Runについて

昨日エントリーしたポール・マッカートニー&ウィングスのジェット。

中学生の時に聴いていたことは覚えていたけど、それが1年だったのか2年だったのか忘れていた。

忘れているのがイヤだったので調べてみた。

バンド・オン・ザ・ラン - Band on the Runは1973年の発売でした。
収録曲は、
1. バンド・オン・ザ・ラン
2. ジェット
3. ブルーバード
4. ミセス・ヴァンデビルト
5. レット・ミー・ロール・イット
6. マムニア
7. ノー・ワーズ
8. ピカソの遺言
9. 西暦1985年
10. 愛しのヘレン
11. カントリー・ドリーマー
の11曲。
  

当時のメンバーは、
ポール・マッカートニー: ヴォーカル、ベース、ギター、キーボード
リンダ・マッカートニー: キーボード、ヴォーカル
デニー・レイン: ギター、ヴォーカル、キーボード
デニー・シーウェル: ドラムス
ヘンリー・マッカロク: ギター
の5人編成。
ところが、ギターのヘンリー・マッカロクとドラムスのデニー・シーウェルが相次いでグループを脱退。
グループはマッカートニー夫妻とデニー・レインの3人だけになってしまう。
1973年の8月、ウィングスに残った3人はナイジェリアに渡ってレコーディングを開始。
3人になった当時のウイングスで、ポール・マッカートニーはベースやギターだけでなく鍵盤楽器やドラムスなども演奏している。
最近では、そんなことは当たり前になっているが、当時はどうだったのだろうか。
ナイジェリアで録音された作品は最終的にイギリスで仕上げられその年の暮れに『バンド・オン・ザ・ラン』としてリリースされた。
このアルバムは全世界で600万枚以上のセールスを記録。
ビートルズ解散後のマッカートニーのアルバムとしては最大級の商業的成功と評論家からも極めて高い評価を受けている。


ウィングスは、1971年に結成され、1981年の解散までに7枚のオリジナル・アルバムと1枚のライヴ・アルバムを発表している。

ビートルズの解散が1970年であり、ウィングスは解散後にポール・マッカートニーが作ったバンドである。
当時のことを思い出すと、このアルバムに収録されているジェットによってポール・マッカートニーはビートルズではない再評価をされたと思う。今風に言えば、呪縛から逃れられたのかと。


僕にとっては、ビートルズは同時代ではなく解散後にちゃんと聴いたバンドだったので、そんなに大きな思い入れはなかった。
ウィングスは、ヒットしている時に聴いていたので、まさしく時代を共有したものだった。

だからか、素直にいい歌だなあと思った。

僕らの世代は遅れてきたビートルズ世代というか、残念なビートルズ世代だと思うが、ウィングスのジェットとバンド・オン・ザ・ランを同時代に聴けたのは幸せだったと思う。
当時、うちでは、親がステレオのカセットプレーヤーを買ってくれたので、毎日のように大音響で聴いていた。大音響で聴いても、田舎だったのでどこからも苦情はなかったのだった。

そんなことも含めて幸せな時代だったなあと思う。


〔関連ページ〕
全てはここから始まった。


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