Bookrock

おもしろく こともなき世を おもしろく

アントニオ猪木VSハルク・ホーガンのIWGPは何だったのか

燃えろ!新日本プロレスというDVD付き書籍がCMで何度もやっていたので、今日買って来ました。

880円。

DVDには、

第1回IWGP戦である、アントニオ猪木VSハルク・ホーガン
1983年6月2日蔵前国技館

アントニオ猪木VS前田明
1983年5月27日、IWGPの予選です。前田明は、欧州代表として出ています。当時24歳。

タイガーマスクVSダイナマイト・キッド
初代タイガーマスクのデビュー戦です。
1981年4月23日蔵前国技館。

アンドレ・ザ・ジャイアントVSスタン・ハンセン
1981年9月23日田園コロシアム

蔵前国技館も田園コロシアムも、もうありません。

アントニオ猪木と言えば、このハルク・ホーガンとのIWGP戦とムハマド・アリとの異種格闘技戦がよく取り上げられてしまうので、猪木を語る一つの事象でしかない試合ばかりを殊更に取り上げられるのは、どうしたものかと思っています。
 

そのうちの一つ。

ハルク・ホーガンとのIWGP線をしばらくぶりに見ました。

最初から最後まで見たのは、この試合があった1983年以来かも知れません。

IWGPは、「International Wrestling Grand Prix」というリーグ戦を意味するものであったが、1987年に開催された第五回大会「IWGP王座決定リーグ戦」の優勝者であるアントニオ猪木を初代チャンピオンとして防衛戦が行われ、現在まで継承されている。

日本プロレスはNWAとかAWAとかアメリカの権威あるタイトル戦が組まれていたため、それに乗っていけば良かったのですが、新日本プロレスにはそういう権威はありません。

そこで猪木は異種格闘技戦を行い、新日本プロレスに大衆の目を向けさせることにします。

そして、プレスとしての集大成がIWGPです。

第1回IWGPは、アントニオ猪木が優勝して初代チャンピオンになって、その1億円と言われるベルトを巻くものだと思っていました。

そして、そのように進んでいきます。

この試合はほぼ30年前です。今の新日本プロレスのトップである中邑真輔とか棚橋弘至のスピーディーな展開を見ていると、もうとても古くてしょうがないなあと感じると思っていたのですが、最後のシーンを除くととても良い試合です。

アントニオ猪木って、本当に凄いレスラーだと改めて思います。

この書籍「燃えろ!と新日本プロレス
サブタイトルは、
「第1回IWGP優勝戦、砕け散った世界制覇の野望 猪木、舌出し失神事件!

悪意を感じるタイトルなので、どうかと思ったのですが、久しぶりに面白いプロレスを見ました。

この書籍ですが、一番良かったのは、アンドレ・ザ・ジャイアントVSスタン・ハンセンの一戦でした。

アンドレ、本当に強かったのです。動けるアンドレは、感動です。


燃えろ!新日本プロレス 1号
燃えろ!新日本プロレス 1号
集英社 2011-10-13
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools