物語は、群馬県T市から始まります。
原発が4基爆発し、人が住めなくなった町に置いていった犬を探し出すボランティアのお爺さんたち。
ところがそこに犬の他になぜか少女がいた。
舞台は大震災の前の日本。
酒浸りで、妻と子供をほおってしまう男。
宗教の神父。
その宗教にのめりこむ妻。
子供がいない、アラフォーの女性が養子を得ようとドバイへ。
テレビ局に勤める同級生。
得体のしれない、葬儀屋。
いろいろな登場人物が複雑に絡み合い、原発反対派と推進派の戦い。
そういえば、福島原発のニュースって最近見ないなあと改めて気が付く。
重厚でスピードがあって、最後まで誰が味方で敵なのか読めない展開です。
面白い。