本を読んでいる時、どうしてもその中に入り込めない時があります。大体その時は、本の内容が難しいか興味がないか他の事を考えているときだったりします。こういう時は前のページに何を書いていたかすら分からなくなっていて、何をこの時間してたのか自己嫌悪に陥ったり、アホかオレはと自虐的になったりします。
「RSS MARKETING GUIDE」この本がそのエアーポケットに入ってしまいました。書いていることは、そんなに難解なことではないような気がしたので、一体何故に入り込めなかったのか不思議でなりません。
そんなことで、あまり覚えていないんですが、口コミマーケティングの文章は印象に残りました、僕の周りでは、口コミをバイラルと言って、それこそ、オレって凄いだろう、こんな言葉を駆使しながらしゃべっているんだぜ!なんて感じになっているんですが、バイラルかバイパスかバイブルか良く分からなかったりしていますが、いまやバイラルとは、悪いイメージを持つものであるということです。
バイラルの代名詞ともなった友達紹介キャンペーンですが、これはネズミ公的手法ということで、ユーザーから敬遠されることも少なくなかったようです。
こんなことさえ知らなかったということで、、ちょっとは恥ずかしかったりしています。お友達紹介キャンペーンは、その後少しずつ姿を消し、「バイラルマーケティング」という言葉もあまり用いられなくなったと書かれています。さらに「紹介してもらう」という発想は、アフィリエイトマーケティングに形を変えてインターネットの世界で発展を遂げていると書かれています。
いま、口コミは「バズ」と言葉を変え大きな注目を集めるようになっているそうです。「バズ」とは、人々が口々に話したり、何かを話題にしている状態をさす言葉ということです。インターネットで話題になるようなコンテンツを用意することにより、それが自然発生的に口コミで広がる状況ということで、つまり、Webの利用者は、その情報の信憑性に対し鋭い洞察力を持っているということです。
以前「みんなの意見」は案外正しいというエントリーに書きましたが、こういう状況にWebの世界はなっているということをいつも考えるべきだと思っています。
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