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武豊、ディープインパクトを語る。

最近、競馬をやることがほとんどなくなった。

ダービーか有馬記念のどちらか買って、その年の競馬が終わるという感じになっている。
何で1レースだけはやるかというと、1年に一度でも買わないと、PAT会員でなくなるからなのでした。そこまでやらないんなら、どうでもいいのではと思うけど、どうしても、もったいないからやってしまうのでした。

ただ、そういうことだから、馬のことも分かるはずもなく、当然勝つこともありません。まあ、知っていても勝てるとは限りませんが。

そんな最近の競馬ですが、さすがに一昨年のディープインパクトは見ましたね。久々にクラシック三冠とスターホース誕生と言うことで。
 

そのディープインパクトの騎手が、武豊ですね。

武豊20年の軌跡ということで「武豊インタビュー集スペシャル名馬篇」が書店にあったので、買って読んでみた。

さすが、天才だけあって、面白いことを言っていますね。

その中で、一番好きだったのは、

ぼく、周りが勝手に決める「競馬の常識」みたいなのが、すごく嫌なんです。例えば、「スローペースのときは前で競馬をすべきだ」とか、「この競馬の仔は距離が持たない」とか、あと、一頭の馬を「マイラーだ」「ステイヤーだ」みたいに決め付けるのはおかしいと思う。自分が勝ったにしても負けたにしても、その「常識」に照らし合わせた評価をされるだけでしょう。その「常識」を守れば勝てるほど競馬は簡単じゃないし、そもそも競馬には常識も定石もないですから。
だから、ダービーで逃げ切り勝ちもやりたいと思っている。有馬記念でも逃げ切りたいし、直線一気もしたい。そういう目立つ舞台で、常識とか決め事に誰もこだわらなくなるような競馬をやりたいですね。

こういう、発想がとても好きだ。

これに関連して、「レースに関して嫌いな言葉」としては、

「ダービーポジション」とか「早仕掛け」、あと「仕掛け遅れ」も嫌いと言っている。「誰がどうやって仕掛けのポイントを決まるんやろ」

と言っていますね。

前述の逃げ切りたいと言うことで思い出すのが、サイレンススズカとの天皇賞でした。

ここらあたりの話は、
天才の条件で。

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