リチウム電池の世界シェアで長らくトップだった日本企業のシェアが落ち、韓国のサムスン電子が一番になったそうです。
リチウム電池と言えば三洋電機が、そのブランド力と言い生産力と言い他を圧倒していたと思っていたけど、もうそんな事はないんです。
電気自動車の時代がこれから到来するそうですが、その時、電池の需要は今とは桁違いだそうです。
そりゃあ
携帯電話で使うリチウム電池と車で使うそれは、全く規模が違います。
韓国が逆転したと言えば、液晶テレビもそうです。
ほんの二、三年前に亀山モデルのアクオスは最高と言っていたと思いますが、そのブランド力は日本国内ではかろうじて残ります。先日までのエコポイントによる薄型テレビの爆発的売上の中では、アクオスが一番人気だったそうです。
が、世界では今やサムスンでありLGです。
LG電子の液晶テレビのCMは、最近よく流れているので気になりますが、あの薄さとかは日本企業の昔の真骨頂ではないかと見ていて思いました。
日本と韓国の違いは、日本の中をまず目指すのか、最初から世界市場を目指すのかの違いとか言われますが、その辺りはどうなんでしょうね。
仮にも一億の市場が日本にはあるので、そこである程度の成功は収められるが、そこで止まることも多くて、なかなかその上にはいけないらしいです。
韓国は四千万ぐらいの人口なので、市場としては小さいため、世界にいきなり打って出るか、それを見越して作るそうです。
ここまで書いていて気が付いたのですが、日本は昔から日本仕様というのがあり、輸入したものもそのままにはしないで日本向けにアレンジすることです。
それが
日本独自の文化を育ててきたんだと思います。
誰かが
これを
作り替える力と言ってました。
世界で売っていける商品を作るということは、そう言う日本人が元々持っているDNAを捨てていかないといけないかもしれません。
何とか
うまい具合に
両者が融合するって
できないのでしょうか。
先日新聞で、インドのエアコンの話が書かれていました。
ここでも韓国企業のシェアが最大です。
インドで売れているのは、窓に付ける室外機一体型のもので、価格は取付込で25000円程度だそうです。
日本企業は日本で作っているそのものを持っていったので、市場にマッチせず売れなかったそうです。
窓に付けるタイプはそれこそ10世代ぐらい前のエアコンですが、それがインドではマッチするんです。
これは、謂わば相手国向けに作り替えることですから、本来は日本の強みだったはずです。
冒険を恐れずに、がんばれ日本人!です。