アイドルへの求めるものが変わってきたのかなあと思います。
この数年の間、僕のアイドル偏重の端緒を切ったのは、Perfumeでした。彼女たちが歌うテクノ調の曲とコンサートの完成度の高さが、大人になった人たちも惹きつけたのではないかと思います。
ただ、彼女たちの曲を聴き続けるうちに、もっとアイドル的なものも見たい、聞きたいと思うようになるます。
そこに現れたのが、AKB48です。
もうそこは、アイドル産業革命と思うぐらいのアイドル乱造が起こります。
そして、選抜総選挙に代表されるような金持ちが勝つというシステム、アイドル資本主義が確立していきます。
AKBであらずんば、アイドルであらず。
AKBであらずんば、グラビアには載らず。
という時代となります。
200名を超えるメンバーを抱える、アイドル巨大産業AKB48。そこには、様々なタイプの人がいますから、当然、綺麗であったり可愛いメンバーをいます。
お笑い系もいて、AKBさえ見たら、自分のアイドル欲求は満たされることになります。
ところが、見続けていくうちに、足りないものを感じてきます。
それは、ナマの声で歌うコンサートです。
PerfumeもAKB48も、基本は口パクです。なので、コンサートも声の乱れはなく、均一的なクオリティを提供します。それは、あたかもコンビニの如くです。
セブン・イレブンアイドルです。
セブン・イレブンもいいのですが、街で頑張っているお店も応援したくなります。そして、街のお店を好きになると、他では味わえないそこでしかないものに当たります。
それが、ももいろクローバーZです。
ももクロ夏のバカ騒ぎNHKホール大会で、最後の方に百田夏菜子がいいます。
「ライブは何でもありでしょう」
そうです、計算から外れてもそれがコンサートの特色になります。
Chai Maxxでは、あーりんが歌えないシーンもあります。
そして、最後はアカペラでアンコールです。用意した曲が尽きてしまったそうです。
それでも、彼女たちは、歌ってしまいます。
ももクロは、予期せぬことが起こります。
それは、本当の生を大事にしているからかなあと思います。
全速力で歌い踊りますから、声が出にくいところもあるんでしょう。口パクの方が、楽でしょうし、息が切れるほど踊っても問題ありません。
でも、彼女たちは、リスクを覚悟で一生懸命に歌い踊ります。
それが、見ているものの心を打つのではないかと思います。
そういうアイドルを求めてきたのかとも思うし、そこに至るのには、僕の場合は、PerfumeもAKB48も必要だったのではないかとも思います。
ただ、ももクロ見たら、もう元には戻れなくなるんだなあ。
ももクロは、今日24日と明日25日。さいたまスーパーアリーナでももクリ2daysです。見に行けないけど、DVD出たら、また買わなければです。
夏のバカ騒ぎは、買うなら初回限定版が断然です。NHKホーリコンサートがボーナストラックで入っています。
このNHKホールは、本編の西武ドームコンサートを食っているのではないかというほどの、ももクロの良さを出し尽くしています。
◇◆本編収録内容(DISC1)◆◇
2012年8月5日開催「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour〜最終戦〜 西武ドーム大会」
◇◆映像特典DISC収録内容(DISC2)◆◇
ツアー初日「NHKホール大会」(2012年6月17日)完全収録 副音声:実況席音声収録(日本語:リニアPCM/ステレオ予定)
西武ドーム舞台裏「ももクロ史上最大の”バカ”はこうして作られた」
NHK&各地ツアー舞台裏「日本全国バカ騒ぎ2012傑作選〜バックヤード編〜」
【送料無料】ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 西武ドーム大会「平面革命」LIVE BD-BOX【B... |