途中退場者を出して10人になったギリシャから点を取れず0対0で終わった日本代表。
最後の10分はまたパワープレイをやったらしい。(見てないのです、この試合)
まだワールドカップの予選を突破するのではないかと言われているけど、このギリシャ戦が負けられない試合と言っていたのに。
それをまだなんとかなるとか言っているマスコミ。
ありえません。
確率から言うと0%ではないので、そういうことも言えるかも知れないけど、それはまずありません。
予選3戦目の相手は予選突破を決めたコロンビア。
予選突破を決めたから、レギュラーを温存させて控え中心でくるからチャンスはあるとか言われているけど、プレッシャーのない彼らにとって、ワールドカップは普通の国際試合でしかありません。
ワールドカップのプレッシャーに負けた日本がなんの根拠でそういうことを言っているのか訳わかりません。
まあそれはそれとして、日本代表が漂流したのは、オシムが病気で倒れたのが一番の原因です。
オシムを継いだ岡田さんは、最初の頃はその路線をやりますが、本番のワールドカップで全く違う戦術を選びます。
走って攻撃的から、守り切るという180度の転換です。
それは、予選突破という結果を生みます。
岡田さんを継いだのが、ザッケローニです。
日本人にとって、ザッケローニと言う人は殆ど聞いたことはありませんでした。
ミランの監督で優勝したという経歴は言われますが、それだけです。
イタリアの展開を日本代表が望んでいるかと言われたら、はなはだ疑問です。
疑問ですが、不幸なことが起こります。
その不幸なことは、アジアカップ優勝です。
この功績により、何があってもワールドカップの監督はザッケローニと言う暗黙な了解ができます。
イタリア出身だけど、攻撃的なサッカーをやってくれるのではないかという妄想が大きくなります。
ところが、最後の最後で裏切られます。
それが、試合後半のDFもあげてひたすらゴールポストの前を高いボールけって、ゴール目指すというパワープレイです。
この戦術は、今まで否定してきたのです。
だから、長身の選手は選ばれていません。
ハーフナー・マイクとかサガン鳥栖の豊田とかが選ばれなかったのに、なんで今さらとか書かれていますが、僕にとってのその象徴は、田中 マルクス闘莉王です。
マルチプレーヤーと言って、彼の右にも左にも出る人はいません。
DFができて、前線にスルーパスができてFWもできるという選手を僕は他に知りません。
そういう意味では、彼こそはジョーカーです。
でも、そのジョーカーをきりませんでした、ザッケローニは。
パワープレーしないなら最後までそれを貫きポゼッション・サッカーやってもらいたかったと思います。
この6年間、日本が成長しなかったのはオシムがいなくなったのが原因です。
まあ、ワールドカップたかが4回しか出ていないのですから、これから大きな伸びしろがあるわけです。
予選突破とかいうことはどうでもいいし、優勝を目指すというのも、夢ばかり語るなよをしらけるので、次回はベスト8を絶対取ると言ってほしいなあと思います。