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もう一つの欅坂46、長濱ねる物語

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オリコン週間ランキング、2017年01月02日~2017年01月08日。

第3位が二人セゾン。第8位がサイレントマジョリティでした。

www.oricon.co.jp

二人セゾンの発売日は、2016年11月30日。発売から1ヶ月以上経っているのに3位に入りました。この上にいるのは、舞桜組と仮面女子です。舞桜組は1月4日、仮面女子は1月3日発売です。1ヶ月以上前に発売された、二人セゾンが3位に入るなんて快挙です。

なんて、もっと、すごいのが、サイレントマジョリティです。このシングルが発売されたのが、2016年4月6日です。

サイレントマジョリティは、演歌ではありません。れっきとしたアイドルのデビューシングルです。発売から9ヶ月経って、8位に躍り出るなんて只者ではありません。

先日、こういうエントリーを書きました。

bookrock.hatenablog.jp

そりゃ、売れてるわけだと納得したわけです。

確かに、CD冬の時代です。確かにそうなのですが、こういう売れ方を僕はあまり知りません。

 

で、昨年の終盤から欅坂46に注目していて、CDを揃えたりユーチューブで欅って、書けない?を見たりしていて、徐々に知識を高めています。

 

という訳で、欅坂初心者がわかったことをつらつら書いていきます。途中、誤っていることも多々あると思いますが、ご容赦を。

 

欅坂46のメンバーが選ばれるまで、3次予選までとその後の最終予選がありました。

3次予選までたどり着いたのに、家族の反対にあい最終予選を諦めたのが、あとからメンバーになる、長濱ねるさんです。ここらあたりは、欅坂の物語にうまくなっているなあと思います。これをプラスの物語に変えたのは、長濱さんの頑張りと、欅坂1期メンバーの暖かさだと思います。

 

最終予選を勝ち抜いた22人がメンバーになります。その後2人抜けて20人になります。メジャーデビューの前に新メンバーとして長濱さんが登場します。それも、テレビの欅って、書けない?(以降;けやかけ)でいきなりです。

 

あとで長濱さんが語っていますが、完全アウェイ状態の中での登場だったようです。ここで、長濱さんが見せたのが、究極の猿腕です。これで、メンバー20人の気持ちをちょっと捕まえます。

長濱さんは、欅坂46のメンバーではなく、けやきざか46(ひらがなけやき)のメンバーとしてスタートします。

 

それから、程なくしてデビュー曲、サイレントマジョリティのメンバーが発表されます。これも、けやかけの中です。

 

メンバーは、欅坂46のメンバー20人と言われます。

けやきざか46の長濱さんは呼ばれませんでした。番組では、その後フォーメーションが発表されますが、それまでいた長濱さんはいなくなっていました。

 

デビュー曲は、欅坂46最年少の平手祐利奈さんがセンターを努めます。

 

しばらくしてから(ほぼ7,8ヶ月経ってから)、そのPVを見ましたが、平手さん、むっちゃ格好いいのです。そして、このPVはアイドルなのに笑わないPVと有名になりました。つまりは、欅坂のメインストリームは、最年少のセンターがいてやたら格好いいアイドルグループと言うカラーができました。

 

こうして欅坂自体のカラーと、長濱ねるさんのストーリーという、2つの大きな柱を持つことになりました。

 

そんな流れの中で、セカンドシングルのメンバー発表がありました。これも、けやかけの中で。

 

メンバーは、欅坂46のメンバー21人です。

長濱なるさんは、欅坂とけやきざかの兼任となります。

と、発表された時に、メンバーの多くが泣いていました。

最前列にいた、平手祐利奈さんと今泉佑唯さんは、抱き合って泣いていました。

 

それから、けやきざか46のメンバーを特集した回も、けやかけでありました。

ひらがなけやきのメンバーに対し、長濱さんは手紙を読みます。この手紙を読むことは、長濱さんが自ら提案したそうです。自分の気持ちをしっかり伝えるために。

 

セカンドシングルは、世界には愛しかないです。

この歌は、ナレーションが効果的に入っているという、アイドルのシングルとしてはとても挑戦的なものです。

メロディがポップなため、忘れてしましそうですが、一歩間違えたら大滑りしそうなことにあえて挑戦しています。

 

けやかけを見ていると思うのですが、平手さんって演技がうまいです。演技がうまいというのは、台詞回しがうまいというのもありますが、話さなくても顔で演技ができることです。こういった点、彼女は天才的かと思います。

 

サード・アルバムは、2人セゾンです。

2人セゾンの真骨頂は、後半での平手さんのソロでのダンスとそれから続く横に並んだ力強い歩みです。

 

シングル3枚でここまでの顔を見せるというのは、なんて言うことなんでしょうね。

 

で、僕みたいに遅れてきた、欅坂46ファンにおすすめするのが、この本です。

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欅坂46を100ページ特集していますが、顔と名前がわからない人にとっては、ひとりひとりの写真と名前が1ページずつに描かれていて、わかってきます。

また、インタビューもあって、メンバーがどういうことを考えているか、なんとなくわかります。短いので、なんとなくだと思いますが、初心者にとっては、途方もない情報量です。

それから、秋元康さんとかのインタビューも。

 

この本と、ユーチューブでのけやかけで、欅坂46ファン初心者を脱却だ。