ベトナムなどで行われているサッカーアジアカップ。
日本の3連覇がどうなるかと言われているが、3連覇は相当厳しいと思う。
優勝するには、実力と運を持ってこなくてはならない。
今日まで行われていた南米選手権。これを勝ったのはブラジルだった。
ブラジルは、ロナウジーニョもカカも出ていなかった。対するアルゼンチンは、ほぼベストメンバー。
アルゼンチンが優勝すると思ったら、ブラジルが3対0で勝ち優勝した。
今日の、日本VSベトナム。
普通、ベトナム戦と言うことなら、何てことなく勝てると思う。ただ、ホスト国として、ベトナムは、アラブ首長国連邦に勝ちカタールに引き分けていた。
何度も言うが、本来なら真剣に見ることもないような試合である。
何点差で勝つかがテーマでしかない対戦であった。
それなのに、どうなるか分からないところが「ホーム」のベトナムなのであろう。
始まってから、もう負けることはないだろうと見ていた。最初に1点取られても、普通に戦ったら、勝てると思っていた試合。
ここで、オシムの凄いところは、4対1になってから後半の早いうちから、俊輔を下げ、遠藤、巻を交代させたことだろう。
グループリーグトップ通過なら2点、グループリーグ突破なら3点のアドバンテージを最大限に生かし、選手の動きを試すと言うことを行っている。
後ろ向きな監督なら、交代しても5分は遅く、また3枚の交代枠を切るのは、後半40分と言うこところだろう。
最大の目的、ワールドカップを見据えながら、今日の試合に最低引き分けを狙い、その上、アジアカップでも出せる選手を多くすると言う、3つのことを狙った、冷静な監督手腕と思う。
3連覇は難しいが、監督の手腕としてもオシムは凄いと思う。