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8mm映画

さんまのあなたの夢かなえたげましょ!とか言うタイトルのバラエティを見ていた。

最後に、昔撮ったビデオを見たいと言うのがあって、そのビデオをと言っていたのが、思いっきり8mmフィルムだった。

8mmフィルムなんて、今の人は知らないでしょうねえ。

家庭でビデオを撮ると言えば、8mmのベータからデジタルビデオに変わり、最近ではハードディスクとかDVDですからね。

録画時間なんて、1時間は当たり前、2時間も当たり前でハードディスクは電源がある限り撮れるようなイメージです。

8mmフィルムの録画時間はどのくらいあるのか知っていますか?
 

 
何と、3分です。

ウルトラマンが地球で戦える時間でしかありません。

そうでなかったら、カップヌードルが食べられるまでの時間でしかないのです。

たかだか3分です。

でも、当時の8mmフィルムでは広大な3分でした。この3分を使ってどれだけのことを映そうとしたことか。長回しなんていうのは、金持ちの道楽としてしか思ってなかったですからね。とは言うものの、いつかは自分も長回し!!とかも思っていました。

そう、なんで、こんなに8mmフィルムを語るかと言うと、大学生のころ8mmフィルムで映画を撮っていたからなのでした。

同録ができるフィルムが高いので、サイレントのフィルムを買って、撮影して現像してスプライサーで編集して、コーティングに出して音が取れる状態にしてからアフレコして最後の効果音をかぶしていたことを思い出しました。

僕の中では、編集作業が一番楽しかったですね。

暗い部屋で、フィルムをじっと見て、切るとこ探して切ってつないで1本の映画にしていくことが。


で、今日のテレビですけど、20年前のフィルムがちゃんと現像されて動いていて、当然音は流れませんが、セピアに近い色使いがとても良い感じでした。

こういうのを見ると、昔の動画と言うのは貴重ですね。