先日、友人と会うため待ち合わせ場所へ。
会社を出るとまもなく遅れると言う連絡が入る。
今さら、会社に戻る気にもならず、まあ、先に行って見るかと駅に向かう。
実は、僕は人を待つことが大嫌いである。
自分が嫌なので、人を待たせることは極力しないようにしている。
大体、待ち合わせ時間の数分前には行くように心がけている。
そして、大体、人は待ち合わせの数分後に来る。
相手は、5分遅れたとしても、僕は5分前から来ていることが多いので、相手にとっては5分でも僕にとっては10分の待ち時間になる。
こういうことが続くと、だんだん待ち合わせ時間のちょっと前と言うのが辛くなってくる。そして、待ち合わせちょうど男になってしまう自分がいる。
ところが、これは本来の自分ではないので不本意だったりする。
で、先日であるが、まあ、いいやと言うことで待ち合わせ場所に先に行ってしまおうと電車に乗っていくが、電車の中で折角だから、待ち合わせ場所あたりを散策しようかと言う気になった。
こういう時に携帯電話を持っていると余裕ができる。
あとどのくらい時間があるか分かるからだ。
その時は、30分ぐらいあったのであるが、この時間を使い何ができるかと考えながら、あたりをほっつき歩く。
その日は、ちょうど古本市をやっていたので、覗いてみることにした。結構な広さの中で市を行っていたが、これが面白い。
買うまでもないのであるが手当たり次第に本をぱらぱらとめくっていくのが心地よい。どうして古い本に囲まれていると、幸せな気分になるのでしょうか。
相当に古そうな本を見つけると、心の中で「すげー!」とか言っているのです。
時間もなくなりそこを出て待ち合わせ場所の方に戻る途中、良さげな飲み屋を見つける。しっかりと記憶し、次の機会にはそこに飲みに行こうと心に決める。
待ち合わせの時間に遅れるということで、普通は激怒するようなことだったんだけど、いい方向に持っていた先日であった。
まあ、マイナスもプラスにしていくことは、こういう小さなことから気がつくこともあると言うことで・・・