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携帯サイトの運営はますますお金がかかることに・・・どうやって会社を説得すればいいんだ?!

これまで、携帯のSEOでのエントリーで携帯サイトって言うのは、公式サイトと勝手サイトと言う似て非なるものがあって大変だということを書きました。

公式サイトですが、ドコモの公式サイトでの順位が落札制になります。今までは、3ヶ月間の訪問者数により順位が決まっていました。この方式の良さは、人気があるところが高い順位になるということです。逆に悪いところは、順位が高いサイトほどクリックされやすいですから、一度上位になるとずっと上位にいるということです。とすると、いつまでたっても大きな順位変動はないということです。

今後、ドコモの順位はどうなっていくかと言うと、2,3日間のオークションで順位が決定するようです。

NTTドコモ、iMenuの一部の掲載順位を入札制に変更へ
NTTドコモは2008年6月23日より、同社が提供するポータルサイト「iMenu」の一部カテゴリーを、サイト運営企業による入札価格によって掲載順位を決める方式に変更する。サービス名称は「プレミアムメニュー」で、ディーツーコミュニケーションズが提供。最低入札価格は1カ月当たり1万円からで、1万円単位での入札となる。

 入札対象となるのは、「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の10カテゴリー。
 

 
携帯サイトの公式サイトと言うのは、インフラはドコモが提供しているわけですが、ここにコンテンツを提供してきた企業にとっては、一緒にここを大きくしていったと言う自負があります。

対して、おそらく後発でここにやってきた企業は、頑張ってもなかなか順位が上がらず、何とかしたいと思ってきたのではないかと思います。

ただ、ここの順位を上げるだけなら、そんなに今までだって難しくはありません。要は、一度あげた順位をどうやって継続していくかが大変なのです。

とすると、今回の入札による順位変動は、後発の会社にとってもなんら良いことはないと思うのですが。

単純にサイトに来させるのなら、短い期間にどっと費用をかければできます。ところが、そうやって訪問させたとしても、自分たちがコンバージョンとしたところまでたどり着かせるのは難しいのです。

その上、一元さんをお得意さんに変えるのは至難の業です。


どうやってそうするかと言うと、コンテンツの強さしかありません。

今回のドコモの順位付け変更に関しては、非難殺到すべきだと思うのですが。


それにしても、この入札制は今後どんどん適用されるカテゴリーは広くなっていくでしょうから、入札するためにまた費用がかかってきます。

携帯サイトと言うのは、PCサイトと違い、キャリアごとに微妙に違う様式にあわせるとか、検証しづらいとか、それでなくてもお金がかかるのに、その上また出費となるわけです。

企業のWeb担当者は大変です。これからも。
 


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