可視化できるアクセスログ解析ソフト?だらだらとSEO講座（２０）

久々のだらだらSEO講座です。
今日紹介するのは、ページのどこを多く見ているかとか、ページのどこまでを何パーセントの人が読んだとかが分かるアクセスログ解析ソフトです。

このアクセスログ解析ソフトって結構あって、それぞれに一長一短があります。

SiteCatalystとかVisionalistとかのように大規模サイトに向いていて、これでもかといろいろなことが解析できるソフトがあります。これは、かなり良いのですが、この機能を活かすとなると、それ専用の人員が必要だったりします。

と言うことは、いろいろな解析ができる引き替えに、それをやるため、それ相応の覚悟を決めていかなければ費用の面でもったいないことになります。

Visionalistのサイト、久しぶりに見たけど、相当に変わっていませすね。随分とSEOを意識したサイトになっていますね。

ここまでいろいろなことができなくても最小限のことを、ぱぱっとやって、ぱぱっと分かるようなものが欲しいときがあります。

それをかなえてくれるのがこのUser Insightと言うアクセスログ解析ソフトです。

このUser Insightの主な機能ですが、

ヒートマップと言って、

ページのどこを多く見ているかが分かる。

読了ラインと言うことで、

そのページの何処までを何％か見ているかが分かる見せ方。これは、今まで見たことがないですね。

クリックエリアと言って、

そのページのどこを多くクリックしているかが分かります。この機能自体はVisionalistにもあります。

また、ユーザー解析と言うことで、性別、年齢、地域、業界などからのアクセスかが分かります。

この中では地域というのが面白いと思います。

そして、組織分析というのもあります。

組織分析というのは、リファラーを見てそのドメインからどの組織から来ているかを割り出していくのでしょうが、それを特化してタグクラウドのように見せてくれるのは、いいですね。

さて、ここまで見てきたUser Insightと言うソフトですが、何をやるためのものかというと、SEOとかリスティング広告とかで誘導してくるページをどう最適化していくかのためのソフトだと思います。

言わば、LPO（Landing Page Optimization）のためのソフトです。お金を使いサイトに誘導してきた訪問者をいかにコンバージョンにまで結びつけるかのためのソフトです。
サイトを作っている人にとっては、自分なりにコンバージョンへつなげる予想を立てます。その仮定が本当になっているかを見極めるという観点から見た場合は、非常に優れたソフトになります。

また、可視化されていますので、専用の人員が不要になります。一目瞭然ですから、上司とかの説得も楽になります。

このUser Insightを作っている会社、株式会社ユーザーローカルは、

「なかのひと」というのも提供しています。

この「なかのひと」は、

「地図表示つきアクセス解析ツール」です。通常のアクセス解析ツールとの違いは、「どんな組織からアクセスがあったか」に特化したサービスという点です。一般の大手プロバイダーからのアクセスは集計せず、企業や政府機関、学校など法人に特化して調査します。

ということだそうです。

これも面白そうです。