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天変地異は為政者のせい〜政権交代へ

その昔から日本では、政治の失敗のみならず、台風や長雨や大雪や地震までもがその時の為政者のせいにされていたのでした。

あのお方は徳がないからこうなったのとか。
あの方は悪い運の元に生まれているからこう日照りが続いて雨が降らないのだとか。

魏志倭人伝』等の中国の史書に記されている倭の女王、卑弥呼(ひみこ、175年頃? - 248年頃)。
卑弥呼の治世の時代では、そのなくなった年と言われる247年に日本に皆既日食があったといわれていて、そのため卑弥呼は抹殺されたとか言う説もあります。
これが、物語化したのが、天岩戸隠れとか・・・

そんな昔ではなくても、天災が政治に与えた影響は大きく、江戸時代の三大飢饉もその後の政治に大きな影響を与えています。あれは人災と言うより天災という側面の方が大きかったのですが、上に立つものに徳がないっということでしょうね。

と言うことを考えていくと、
今の時代。

100年に1度の金融危機から始まり(これは人災でしょうね)
このところの雨続き(梅雨が明けなかったのですね)、局地的豪雨、竜巻、台風、地震とその昔なら、時の為政者への不満爆発の事象の連続です。

「あのお方の徳がたりないからなあ・・・」

と言うことになり、政権交代なのでしょうね。


う〜ん、できすぎたシナリオですね、これじゃあ。