Jリーグは今年で２０年。
その２０年前のレギュラーで今もJリーガーな、キング・カズこと三浦知良選手。
Jリーグが始まった年から数年は、バブルといわれるぐらい人気は沸騰していました。
一番人気があったのは、読売ヴェルディ。その当時の中心選手は、カズとラモスと北澤、柱谷などそうそうたるメンバー。
その中でもカズは絶大な人気を誇っていたと思います。
カズダンスとかもあり、また、バラエティ番組に出た時も如才なく立ち振舞っていたので、いち早く引退して、タレントになるんだろうなあと思っていました。
特に、日本代表から落とされた、第一次岡田JAPANの時。
そのカズが、今もなお、Jリーグで戦っています。
その、キング・カズの名言集です。
ブラジルでプロ選手になって、いつかW杯に出たい
高校１年生。１９８２年に地元静岡の新聞インタビューに答えて
僕の夢は日本をワールドカップに連れてゆくことです！！
1％あるんですね？じゃあ僕はその1％を信じます
高校の監督に、ブラジル留学を「人間100％はないが お前は99％無理だ」と言われたことに対して。
100％でない限り可能性があるわけであり、それにチャレンジする理由はあります。とっても難しいけど。
ワールドカップ出場が決まったら、夢を達成したことにはなるけど、それは、到達点から 今度は通過点にしか思えなくなるでしょう。人生と同じで死ぬまでの間、通過点なんです。 今は果てしなく続く道の中にワールドカップがあって、それが、夢で、すべてだと思っているけど、 またそこで行ったら違ったものが見えてくるだろうな、って思う。
紅白歌合戦という目標を達成したももいろクローバーZをまず思い出した言葉です。燃え尽き症候群に対しての言葉とも言えるのではないかと思います。
日本代表をＷ杯に出場させるために帰ってきました
1990年読売サッカークラブと契約し帰国した時の会見。
それじゃ、見ててください。僕が日本を変えてみせます！
帰国時日本にはプロが無いとネガティブな発言をする周囲の人間に対しての言葉。
通用しないから行くんですよ
セリエA移籍に際して。困難な仕事にぶつかっても再び立ち向かえる、心震えるひと言。
成功した時にスポーツ紙の一面になるのは普通の選手。失敗した時にスポーツ紙の一面になる選手は限られている。一面で失敗を取り上げられ叩かれることに誇りを持てばいい
日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こう（フランス）に置いてきた
日本代表を外されて時に言った言葉。これまでのカズの言葉を読んだあとに読むをまた違った感慨を持つ言葉です。
サッカー以外の全ての面でもニックネーム（KING）に相応しくありたい
これで皆、オレが引退すると思っているのかな？サッカーは世界中でやっているんだぜ
ヴィッセル神戸在籍時の2005年7月に5戦続けてベンチを外れた時の言葉。その通り、今も現役です。
環境なんか関係ない。サッカーはボールとグラウンドがあればできるから
サッカーは世界で一番人気のあるスポーツです。その理由がこの言葉に凝縮されていると思います。世界中だから、曖昧なルールもあるわけですが。
日本も世界なんですよ
記者から「日本は世界を相手に戦えますか？」との質問に対して
市選抜にも、県選抜にも. 東海選抜にも. 選ばれなかった人間が後で世界選抜に選ばれたわけです
世界選抜に選ばれた時のコメント。諦めずに頑張れば花咲くこともあります。最近では、セリエＡの長友選手がこういう感じです。
積み上げてきたものも、たった一瞬でダメになる。
日頃からサッカーに謙虚でなければ、運さえ向いてこない。
ブラジル時代、自分よりはるかに才能がある選手が、プロになれずドロップアウトしていくのを見てきたカズ。何が成功と失敗を分けるのかの問いに対して、運は大事だが、その運が向いたときだけ頑張ってもだめだという。
謙虚さを持たないといけないなあ、自分も。
30歳は小僧だね
自分の成長がまだまだだという自分への戒め。ストイックです。
僕は、既に50代になってしまったけど、この言葉を置き換えて生きようかと思います。
心臓が破裂しそうになっても、試合を終えた後の充実感を考えると走れちゃう
僕の場合は、もっと小さなことですが、ランをしていて自分を追い込んでいたときにこういうことを考えています。それで頑張れるんですね。
プロなら監督に意見を言わなきゃいけないんです
自分は、サラリーマンのプロだから、上司に言わないといけない時もあります。
そう、サラリーマンのプロです。
自由な発想でサッカーをやるのが一番
同じところにいると視野が狭くなる
仕事がつまらないのは、それを“やらされている”からなのでは？に対する答えですね。
相手が１８歳だろうが、グラウンドに出れば関係ない。年下に命令されて頭にこないのって聞かれるけど、ボクは全然こない
会社で思い出したい一番の言葉。
キングにとって、上下関係は問題ではないし、謙虚さが必要だし、その中で最善をつくす事だと。
ヴェルディとの契約がゼロになり、気持ちがゼロになったとき、自分が本当にやりたいことが見えてきた
リストラにあって首になっても、会社の中で降職になったとしても、何も命を奪われるわけでもないし。怯える必要もない。
