食べ物番組で、それこそ一番出てくる褒め言葉は、「ジューシー」ではないでしょうか。
最初聞いた頃は、ジュワーとくる感覚が分かり、良い言葉だなあと思っていたのです。
ところが、それは、それこそ、そして、その上、乱発してしまいました。
ジューシーと言っていれば、食レポした気になってしまったように。
困ったときの、ジューシーです。
言葉が乱発されるということは、その言葉の定義がいっぱいになり、その結果、言葉の意味が曖昧になります。
曖昧になるということは、何を意図して言っているのかが分からなくなります。
食レポでは、これは致命的です。
見ていて、どんな味なのか見当がつかなくなるので。
それにしても、食べ物番組は多すぎます。
テレビ番組全体の2割ぐらいはあるのではないかと思えるぐらい多いです。
食べもの見せて、美味しい、ジューシーと言っていれば視聴率取れてるんでしょうけど、流石に食傷気味かと。
食レポの言葉の魔術師、彦摩呂にも飽きてきたしなあ。