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大企業のウェブはなぜつまらないのかの続編

先日のエントリー「大企業のウェブはなぜつまらないのか」についてだけど、ちょうど4月以降にどのようなWebサイトにしていこうかと考えていたので、いい本に出会ったということかな。

この本のせいで、以前書いてまとめたことを、かなり修正することになってしまったけど・・・

大企業のネット化の難しさは、この本に書かれている通り、会社の上層部の理解とある意味ほったらかしにされることが重要だと思う。ほったらかしと言うことは、よく言えば権限委譲なんだけど、そういう真っ当な言葉より、ほったらかし状態で自由に仕事させてもらえたら、とてもやりやすい。

その上、会社の内外からのノイズを防いでくれる人が、職制で上にいてくれると、もうこの上ない幸せ状態で仕事ができる。

こういうネット化の仕事は、短期に成果を求められると、どうしてもウソで固めるような、変で心がこもっていない報告をしてしまうので、1年・2年は目を瞑ってくれるような感じがいいかな。まあ、これは、ほとんど無理なので、やっていることを数字で説明するのではなく、具体的サイトの中身で説明して納得してもらうことだと思う。自分が必死でやれば、数字に結びつかなくても、サイトの様子がはっきりと違うし、説明も明白になる。

こう書いているけど、企業が大きくなればなるほど、これが難しかったりするのも分かるし、大体のところ、上層部の人はWebのことなんて良く分からないので、説明に苦慮する。また、浅はかな知識をもたれた日には、中途半端な知識ゆえにかえって大変になったりする。

まあ、少なくとも自分たちはしっかり勉強することが大事だと思うし、成功している企業に聞きに行って、それをうまく使うことかなと思う。

いきなり大きなことをやるのではなく、徐々に徐々に進め、気がついたら凄いことになっているというのがいいかな。