天皇の料理番を見ていたら、役者ではない匂いの人が出ているなあと思ったら、我が家の坪倉由幸 だった。
華族会館のチーフとしての役柄だけど、表情からしていい味出してるなあと思う。
最近のコント師の中では、キングオブコントの今野浩喜がいろいろなドラマに出ていて、柏木由紀主演のエミリーの柏木では、ほぼ準主役級の出方をしていた。
キング・オブ・コメディをとったことからもわかるように、もともとがコント師てしても一流の技を持っている。
お笑い中でも、最も演劇に近いのは、コント。
落語とか漫才に比べて、動きが一番あり、セットも用意されていることもあり、そこで行われていることは、演劇のお笑い部分のみを抽出したと言っても良い。
つまりは、もともとが演劇人としての素養も含んでいることになる。
かと言って、落語家や漫才師から優れて演劇人が出ないかと言うと、そういうこともなく、笑福亭鶴瓶なんかも、とても良い味を出す演劇人でもある。
ただ、使う方から考えて見ると、コント師の演技力は計算できるのではないかと思う。
見ていると、この人演技力あるなあと分かるのだと思う。
そして、その感性があまり外れないのも、コント師だと思う。
だから、使われ、うまいとわかると何作にも出ているんだなあと思う。