みんなの思いがひとつになったウルトラマンメビウス

神戸を舞台にしたこの映画。神戸港に封印した超獣が生き返り、最後はウルトラマンがひとつになり、破ると言う感動的な最後ですが、

今回のウルトラマンシリーズは、以前も書いたように、今まで明らかにされなかったことや、ずっとこのシリーズを見てきた人が持つであろう謎とか疑問を解決してくれるところが、サイドストーリーとして流れています。

ウルトラ兄弟には、ほとんど全員人間としての名前があります。
ウルトラマン＝ハヤタ
ウルトラセブン＝モロボシダン
ウルトラマンジャック＝郷秀樹（改まって書くと凄い名前ですね。郷ヒロミと西城秀樹が合体している）
ウルトラマンエース＝北斗星二
どいう感じです。

ところが、長男である「ゾフィー」にはないのですね。いまさら、変身前の人間を作るのは無理なので、せめて何かできないものかと思っていたら、やってくれました。
サコミズ隊長がゾフィーと一体化しました。

・・・・と書きましたが、ゾフィーの人間としての存在は、サコミズ隊長みたいですね。だから、前からメビウスがヒビノ・ミライということがわかっていたし、理解者でもあったのですね。
そうなのです。このことが前からの疑問でとけていないものでした。

このメビウスのストーリー全体を流れるものは、人間とウルトラマンの存在の意味です。なぜウルトラマンと人間が一緒に戦っていくのか？なんでGUYSのような組織が必要なのかということです。

最終回、それを明らかな形で表しました。

ウルトラマンメビウスであるヒビノミライとＧＵＹＳのメンバーが一体化してメビウスになる。そして、みんなの気持ちを入れた新たなメビウスが誕生し、最強・最後の敵エンペラ星人を倒すと言う。

アイハラ・リュウ
イカルガ・ジョージ
カザマ・マリナ
クゼ・テッペイ
アマガイ・コノミ
そして
ヒビノ・ミライ
が、「メビウース」と天に手を伸ばし変身する場面は感動である。

ウルトラマン40周年と銘打って作られた、このウルトラマンメビウス。とても気合が入ったシリーズでした。

Bookrock